『僕だけがいない街』の物語全体のあらすじや感想、魅力などをまとめてみました。
主に、『僕街』を読もうかどうか悩んでいる人に向けて、僕街がどんな作品なのかを紹介する目的で書いています。
漫画の魅力を言葉で伝えるのは難しいのですが、色んな漫画を読みあさっている僕がここ数年で一番ハマっている漫画なので、少しでもこの魅力が伝わったらなと思っております。
僕だけがいない街のあらすじ(微ネタバレ)
売れない漫画家“藤沼悟”には『再上映(リバイバル)』という能力を持っている。近くにいる人に危険が迫ると自然とタイムスリップしてしまい、その危険が無くなるまで、ある一定の間隔の時間を繰り返すという能力である。
ある日悟の母親・佐知子は少女の手を引く男を不審に思う。後日、男が誘拐をしようとしていた事に思い至り、同時に18年前に起こった誘拐殺人事件の真犯人である事に気付く。このことを悟に伝えようとするも、その前に犯人に殺害されてしまう。
悟は母親が殺害された現場を発見し、リバイバルが発現するも母親が殺害される以前に戻ることができず、母親を救うのに失敗。今度は強く念じると18年前までタイムスリップしていた。
タイムスリップした先の時代が誘拐事件が起こる直前だと気付き、このことに運命を感じた悟は元の世界では取らなかった誘拐事件を防ぐというアクションを取ることで未来を変え、母親を救うことを決意する。
僕だけがいない街の4つの魅力(ネタバレ無し)
次に僕だけがいない街の魅力についてです。
この漫画を読もうか悩んでいる人に向けて、
僕がこの漫画をオススメする理由について説明していきます。
僕街の主な魅力といえば以下の事が挙げられます。
- 次々と物語が展開していくテンポの良さ
- 張り巡らされた伏線
- 目的が明確
- 漫画ならではの表現、演出が秀逸
次々と物語が展開していくテンポの良さ
この漫画はとにかく展開が早く、
読者に息つく暇を与えないテンポで物語が進んでいきます。
二転三転するストーリーに加え、
読者に常に提示し続ける謎と、話の最後にもってくる次回の伏線や強烈な展開のせいで、
ページをめくる手を止められないんですよね。
テンポの良さから、飽きることなくどんどん物語に引き込まれていき、
1話を見てしまったら最後、その日のうちに最新話まで読み進めてしまうことになるでしょう。
張り巡らされた伏線
まだ本作品を読んでいなくても、
事前情報から『僕だけがいない街=伏線』というイメージがあるかもしれません。
確かに、僕だけがいない街の魅力を一言で述べるとすれば、
迷わずに「伏線がすごい!」と言うでしょうね。
作者の三部けいさんは、
序盤の段階からある程度構成を練っておられたようで、
そのため物語の進行に伴って張り巡らされた伏線が効果的に回収されていきます。
日常の何気ない一コマでのキャラクターの言動が後々大きな意味を持つようになる、
そんなシーンがわんさかでてくるんですよね。
それが物語のテンポの良さと相まって、
常に読者に伏線を疑わせ心地よい緊張感を与えてくれます。
物語を読む楽しみと、伏線を見つける楽しみがあるので、
何周も読むことが出来る作品です。
主人公の目的や行動が明確
常に主人公は明確な目的を持って行動して物語が進んでいきます。
これも物語を飽きさせない理由の一つでしょうね。
複雑に伏線を張ってるんですけど、
やろうとすることは単純かつ明確なのでそういう点では“読みやすい漫画”と言えます。
主人公の行動理念もしっかりしており、行動力があり頭も悪くないので、
主人公の行動に納得ができイライラする事はあまりありません。
たまに過激であったり、すぐに人を信用したりする場面もたまに見られますが、
その点は人間らしさを感じれると思います。
漫画ならではの表現、演出が秀逸
そして、この漫画の大きな特徴とも言えるのが、
伏線の他にも作者三部けいさんならではの“演出”が挙げられます。
漫画だからこそできる表現の仕方なんですよね。
「表現の仕方一つで感じるものがここまで違うのか」
と何度も思わされました。
言葉では説明しにくいのですが、
こちらを見れば三部けいさんのマンガ表現の凄さが少し分かってもらえると思います。
➡【連載インタビュー】脚本家・辻真先さん/アニメ界のレジェンドが語る、マンガならではの演出の妙とは? 『魍魎の揺りかご』『僕だけがいない街』などの三部けい作品を絶賛!!
とにかく上手い!の一言です。
是非試し読みして下さい
少しでも興味を持ってもらえたなら試し読みして下さい。
試し読みできるサイトは色々ありますが、
おすすめは『eBookJapan』という電子書籍販売サイトです。
➡eBookJapan
試し読みだけならどこのサイトでもいいんですが、
その後続きが気になって電子書籍ですぐに読みたい場合は『eBookJapan』一択ですね。
理由としては主に以下の5点。
- 他の電子書籍よりも値段が安い
- PCとスマホで同期できるのでいつでもどこでも読める
- アプリをダウンロードしなくてもブラウザ上ですぐに読める
- 再ダウンロードの期限なし
- 代金の支払いは『クレジットカード』以外も豊富
などの利点があります。
値段については、
大体のサイトが『僕だけがいない街』の電子書籍は1巻560円~600円強なのに対し、
eBookJapanの場合は1巻519円です。
※2015年2月現在
既刊の1巻~5巻を全部揃えるとなると、
最悪400円程値段に差がでます。
基本的に他のどんな漫画でも試し読みできるようになっていますし、
大量に購入しても管理が簡単なので、
電子書籍を活用する場合は是非eBookJapanをお使い下さい。
➡eBookJapan
あとがき
以上、『僕だけがいない街』の僕が感じた魅力や感想についてでした。
漫画の面白さって言葉では中々伝えられないですよね。
この『僕だけがいない街』という作品も、
概要だけなら「身の回りの人の命を守るために主人公がタイムスリップをする物語」と、
目新しさも無い何ともチープな作品のように思えてしまいます(^_^;)
しかし、この作品には今回記事に書いた言葉以上の魅力があり、
それを知ってもらうには「とにかく読め!」としか言えないです。
ということで!
まぁ後悔はしないと思うので、とにかく読んで下さい。
また、このサイトには多くの伏線や謎について考察しまとめているので、
漫画とセットで是非こちらの方もお楽しみ下さい。
このサイトにたどり着くまで、いくつか考察サイトを見てきましたけれど、一番しっくりきたと言うか、偏りのない実直な文章に好感が持てました。
これからも、単行本片手に度々のぞかせていただきますm(__)m
謎解きの要素が作品の骨格になっているのはもちろんですが、個人的には、悟を中心とした、加代やアイリ、母親との関係性が一番胸を打ちます…。
連載中にこの作品に出会えて、本当に良かったと思っています。
ハルさん、コメントありがとうございます!
確かに、伏線や謎解きに目が行きがちですが、作者の心理描写や人間関係の描写もとても素晴らしいものがありますね。
これからも何か気づいたことがあれば、是非コメントして下さい^^
アニメはいまのところすべて見てるけど今後の展開が全く読めなくて面白いですね、これからの展開がとても楽しみに思っています
こんばんは。やっぱ現在が2005年ってのは加代の子供が現在2016年で11歳になるためなんでしょうか。