『僕だけがいない街』は複雑な伏線がいくつも散りばめられていますが、同時に『矛盾点』もいくつかみられます。個人的にはよっぽどそういう矛盾が酷くない限り作品の評価を下げることはありませんが、中には許せない人もいるでしょう。
そこでこのブログでは僕街に存在する矛盾点と、それに対する僕なりの考察をいくつか取り挙げます。今回は『悟の年齢の矛盾点』についてです。
悟の年齢の矛盾点
悟の年齢がおかしいことになっています。
作中で与えられる悟の誕生日と年齢に関する情報は以下の通りです。
- 悟の誕生日:3月2日
- 1988年2月(小学校五年生):10歳
- 2006年5月:28歳
これおかしいですよね?
1988年2月に10歳なら、
2006年5月の時に29歳になっていないといけません。
もし“あえて”このようにしているのであれば、
上記の3つの情報のいずれかが嘘の情報で何らかの重要な伏線の可能性があります。
この矛盾について可能性としては、以下の3つ。
- 実は、1988年の悟は小4であり誕生日は2月15日以前
- 実は、2006年5月の悟は29歳
- 単なる誤植
これらを疑いつつ、僕街で与えられている悟の年齢や学年に関する情報をピックアップしていきます。
ちなみに補足ですが、
小学校四年生の年齢は9歳or10歳、小学校五年生の年齢は10歳or11歳です。
6/6追記
コメントに誤植であろうという有力な情報を頂いたので、私自身確認してみたところ、
この件に関しては単なる誤植だったみたいです。
「最近増刷されたものには、全て29歳となっている」
とのことだったので、買い直しました。
残念ながら1巻に関しては2014年9月12日第16刷発行で年齢は直っていませんでしたが、
2巻は2015年1月29日第19刷発行で29歳になっていました。
☟こんな感じです。
他の年齢の描写も全て29歳に変わっていました。
作中に登場する本について「ヒロミが殺害された時の年齢が誤植である」と軽く悟が突っ込みますが(9話)、まさか作者自身もガチで誤植してしまうとは・・・。
一応これは誤植であったという答えが出ましたが、
以下は「この年齢に関しては誤植と見せかけて実は何らかの伏線では」と以前考察したものです。
悟の年齢や学年に関する情報
■1話
- 『デビューもしている28歳の俺に』
- トラック事故の後、悟「藤沼悟28歳…」
■2話
- 佐知子「あんたが小学校5年…だったかの時」
■8話
- ケンヤ「6年になってもクラス替えは無いんだしさ」
- 文集『美琴小学校5年4組』『1987.11』
■9話
- 「28歳」➡
- 『おい28歳しっかりしろ』
- 『俺…28歳だぞ』
- 『28歳にもなって』
- クラス名簿『5年4組』
■10話
- 給食費が盗まれた際『28歳にもなって』
■11話
- 佐知子に加代のことを言われて『何照れてんだ28歳』
■12話
- 『10歳の頃と28歳になった今の自分では』
- 3月2日に悟と加代の誕生日
■14話
- 『28歳だと自覚している時点ですでに駄目だ』
以上の情報を元に、
- 『実は、1988年の悟は小4であり誕生日は2月15日以前』説
- 『実は、2006年5月の悟は29歳』説
- 『単なる誤植』説
について見ていきましょう。
1.『実は、1988年の悟は小4であり誕生日は2月15日以前』説
- 1988年2月:10歳
- 2006年5月:28歳
上記二つは真実ではあるけど、
「実は小学校四年生であり、誕生日はタイムスリップした2月15日以前に既に迎えている。」
そう考えると一見矛盾はしません。
さらに、事件が書かれている本でヒロミが殺害されたのが10歳となっていたのに対し、
悟は「誤植だろう」と言いましたが、ヒロミも小4なら1988年6月に10歳となるのは不思議ではありません。
ただし、佐知子や友人達が3月2日に悟の誕生日を祝っていましたし、
今度は同級生の雛月加代の年齢や誕生日に矛盾点が出てきます。
何より、文集やクラス名簿に『5年』と欠かれていたのが決定的ですね。
ということで、これはないでしょう。
2.『実は、2006年5月の悟は29歳』説
- 悟の誕生日:3月2日
- 1988年2月(小学校五年生):10歳
上記2つは正しいけど、
「実は2006年5月の悟は29歳だった。」
と仮説を立てましょう。
そうすると意外にも矛盾点は見当たらないんですよね。
作中で『28歳』というのが出てくるのは、
1巻で事故にあった悟が愛梨に「藤沼悟28歳…」と言ったのを除けば、
後は全部悟のモノローグです。(見落としがなければ…)
なので、
「1巻では元々愛梨が悟の年齢を知らなかったのでスルーし、悟は自分の年齢を正確には覚えていない。」とするとそこまで違和感はありません。
年齢の描写に注目すると、
一回目の1988年へのリバイバルで、やたら“28歳”を強調するのがミスリードっぽくて怪しいんですよね。
特に9話あたり。
それと、悟のモノローグ以外で“28歳”と書くのを避けている感じもします。
例えば、3巻の最後に悟が逮捕される際、
今までの傾向なら『藤沼悟(28)逮捕』となりそうですが、
ここでの年齢の描写はありません。
意外とこの『悟29歳』説に穴がないような気がしてきました。
ただ、もし「悟の年齢が28歳というのはミスリードなんだ!」と言われても、
現段階では何か重要な意味があるようには思えません…。
3.『単なる誤植』説
続いて、「悟の年齢は単なる計算ミス」という説ですが、
今のところ一番可能性がありそうな気がしています。
ただ、これが真実なら結構がっかりしますよね。
作中に杉田広美の年齢の誤植について触れているのに、
作者が悟の年齢を誤植するなんて…。
うーん、これは書く前に気付かないものなんでしょうか?
この作品において『年齢』って結構重要だと思うんですけどね。
あとがき
以上、悟の年齢についての考察でした。
結論としては、
『2006年5月の悟の年齢は、本人は28歳と勘違いしているけど実は29歳』または、
『単なる誤植』のどちらかに絞られます。
前者であってほしいと思いますが、
何となく6:4くらいで誤植かなと思ってます。
読者に28歳とミスリードさせた所で、
「何か重要な展開に繋がるとは思えない」というのが一番の理由です。
また、僕だけがいない街の矛盾点や納得行かない点はまだあるので、
もう少し色々挙げていきたいと思います。
誤植だと思います!僕の持ってる1巻は今年の3月24日発行の代21刷なんですが最初から全て29歳になってます!
たぶん時間系の矛盾もういっこ発見したんですが、2回目のリバイバルで加代が児相に保護された翌週の平日(3月7日月曜~12日土曜)が7日分描かれてません??
1日多すぎる気が…
「連続殺人犯が議員になったのは納得がいかない」件について、私なりの整理と考察をしてみました。超長文なので、字数制限に引っかかったら分けて投稿します。お暇な時にどうぞ。
まず作中に描かれた「犯人」を徹底整理します。
●1巻#4 p116,117の誘拐未遂犯を「1-A」とする。
特徴:パーカー。四角メガネ。無精ひげ。髪は特に長くも短くもなく、無造作(固めていない)。
悟・母親・アイリの三人が連れ立って歩くのを、レンタカー運転席から観察している(P122)。
母親の独白
P127:『あの目の男を……あたしは知っている』『「気持ち悪さ」とペア』
『ここまで覚えてて思い出せないのは何故?きっとそれがヒントだ』
P140『あたしの事を「藤沼佐知子」だと認識した』『あの反応は「見られた!」じゃなくて「知り合いに見られた!」だべ』
★佐知子の主観的判断が正しいならば、「1-A」は八代以外(の登場人物)ではあり得ない。
「1-A」は45歳には見えないが、佐知子だって53歳なのに昔と変わらないのだから、年齢の印象はあてにならない。「1-A」を八代と100%断定できない理由はそこではなく
『あたし自身まだ信じきれていない……全て「勘違い」ってこともあるんじゃないべか?(P144)』
すなわち彼女にも確信がないことだ。図書館の新聞で八代の顔を見たのなら、確信できたはず。確信が持てない理由として考えられるのは
・顔写真はなく、担任だった八代のことは思い出したが、顔立ちまでは思い出せなかった
・「1-A」の「目」に「気持ち悪さ」を感じ取ったが、顔立ちまでは見えていなかった(これは無理がありそう)
・整形して顔立ちが変わっていた(が目つきは同じ)
●1巻#5 P148-149,151の佐知子殺害犯を「1-B」とする。
ネクタイに背広だが、四角メガネ、無精ひげという「顔」の絵はどう見ても「1-A」と同一人物(P151とP122を並べて見ればわかる)。
●1巻#6 P172の庭にいて逃げた男を「1-C」とする。
全体に黒い人影でしかないが、メガネとパサパサ髪はわかる。やはり「1-A」と同一人物(殺害犯とは別の人間が庭に潜んで悟を待ち受けていた可能性はまずない)だろう。
■3巻P74初登場の「西園先生」と呼ばれている男を、以下「市議」とする。
特徴:ネクタイ、スーツ、バッジ。六角メガネ。髪はオールバックで固めている。
★「1-A」と同一人物とは思えない。市議の顔下半分は描かれていないとはいえ、見えている限りの服装外見はいかにも議員らしくきちんとしており、これに無精ひげはあまりにもそぐわない。メガネや髪は変装で変えられても、無精ひげは特殊メークでもないかぎり、付け外しはまず無理(P149「1-B」の斜め後ろからの顔アップを見れば、眉ペンシルなどで描いたものではなく、一本一本のひげが生えているのが判る)。
■3巻P187、悟が逮捕された場面の『あの目……!』の男を「3-A」とする。
六角メガネ(と後頭部)しか描かれていないが、市議であると考えるのが自然だろう。
■4巻P13,17の物置の中にいた男(アッコねえちゃん殺害未遂犯)を「4-A」とする。
悟の記憶と直感によれば、「3-A」と「4-A」の目は同じ『…あの目だ!!』
6巻P79-80で、「4-A」が八代であったことが 確 定 した以上、
★悟の主観的判断が正しいならば、市議=八代となる。
ここまでの星印を簡潔にまとめると
①「1-A」=八代
②「1-A」≠西園市議
③ 西園市議=八代
であるが、論理的にこの3つが共存し得ないのは明らかである。つまり①~③のうち、どれかは確実に間違っている。そして現時点では、どれも「完全に」正しいとは言い切れない。
以上が作品内「事実」の整理と分析で、考察は「常識の範囲」での可能性を挙げていくにとどめました。
次回以降、①~③のどれが間違いか、また正誤の組み合わせによって「真相」はどうなるか、をじっくり考えていきます。
承前です。
①「1-A」=八代
②「1-A」≠西園市議
③ 西園市議=八代
①と③の根拠は、すでに書いた通り個人(作中人物)の主観的印象にすぎない。しかし漫画のコード(約束事)という観点からすると、こういう描き方をしておいて「勘違いでした」はまずないだろう。
②の根拠は「名探偵コナンじゃあるまいし、犯行時には無精髭つきの変装マスク(またはSFXメイク)をしてました、ってのはいくら何でもあり得ないだろ」でしかないので、これが一番弱いかもしれない。
②が間違いなら「真犯人は八代=佐知子殺害犯=西園市議」という最も素直な読み方の解釈とも一致するわけだが、③西園市議=八代 が正しい場合、最大の難点が
▼犯罪者が何故わざわざ「議員」に立候補し、自分の顔を一般人多数に覚えさせる「選挙」を経て、当選までしたのか?
である。これに説明をつけるため、別に目新しくもないが
【仮説】八代は名前も顔も変えて全く違う人生を選択した
と考えてみる。これなら、2006年の悟も佐知子も即座に「あれは八代(先生)だ!」とならなかったのも当然だ。この場合の可能性として考えられるのは、今のところ以下の2通り。
・上記①が間違いで②は正しい。すなわち八代は犯罪をやめたが、八代の息子が同種の犯罪者になった。ピザ店に来てシフト表の情報を得た(←確定事実ではない)のは、息子の犯罪露見を防ぐため。
⇒「あの目」は今まさに女児を誘拐しようとして見られた犯人の「目つき」として一応の説明がつくが、『あたしの事を「藤沼佐知子」だと認識した』『あの反応は「知り合いに見られた!」だべ』とは矛盾する。また息子だとすると年齢は17歳以下となり、「1-A(B,C)」の外見では(絶対ではないが)無理がある。よって却下。
・上記②が間違いで①は正しい。スーパー変装術をマスターしたため、白昼人目のある場所で女児を連れ去っても「西園市議」を知る不特定多数の誰ひとり彼だとはわからない確信をもって、犯罪を重ねている。佐知子だけがそれに気づいたので速攻で居場所をつきとめ殺害した。悟を犯人に仕立てるため事前にピザ店のシフト表で行動予定を把握し、またその際に居合わせたアイリをも火事で葬り去ろうとした。
⇒作中的な「矛盾」こそないが、そんなリアリティのない変装術を必須要素にしてまで、市議と犯罪者の兼業を続けるなど、リスクが高すぎ必然性が低すぎる。万一これが真相だったら、一気に「駄作」のレベルまで評価が下落することは必至。
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それにつけも、兄が女児殺しの変態殺人者だったという事実が、八代のその後の人生に外からの影響、つまり世間の白眼視をまったくもたらしていないのは不自然すぎる。悪質な殺人犯の家族には一生烙印がついて回るはずではないか。あれほど重大でセンセーショナルな事件がニュース報道もされず、母の実家周辺において噂にすらならずに全く知られていなかったとでもいうのだろうか?大学入試でも教員採用試験でも、戸籍の類は一切提出させられず、または提出しても誰も「あの犯人の実弟」だと気づかれなかった?その上市議になるに際して、偽りの出生経歴がばれないというのも、偽らなかったのに誰ひとり(競争相手の候補たちもジャーナリズムも)問題視もせず取り上げもしなかったのか?どちらにしても、あまりに非現実的だろう。ということでもし、
③ 西園市議=八代 が間違いであれば、これらのうち少なくとも最後の部分は問題でなくなる。ただし「西園市議≠八代」であるなら、両者の関係は?市議が八代の父とか伯父とかの近親者であるというのは「殺人犯の家族が議員」という点で同じなので却下すると、残る可能性は「血縁ではないが見込まれて庇護下にある」くらいしかない。
あとは「市議と八代は別人、かつ無関係」だが、それでは3巻ピザ店での意味ありげな市議の描き方も、悟の『…あの目だ!!』も無意味だったということになり、作品として許容される意外性の範疇を完全に逸脱する「あり得ない」展開であることは論をまたない。
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最後まで読んでくださった方(もしいれば)、ありがとうございました。管理人様、長々とお邪魔いたしました。これで終わりです。
ぎゃくに、八代が西園として活動する際には、議員らしいオールバックなかつらと無精ひげを覆い隠すあごひげを装着する、ということはあり得ます。これならそんなに技術的には難しくないし、ポスターなどの議員として露出する顔は作られたものなので、昔の知り合いに見られてもよいし、誘拐事件を起こす際には素顔に近い姿になれば同一人物と認識されることもないでしょう。
八代が社会的制裁を受けずに大学に進んで教職につけたこと不思議という指摘ですが、兄は未成年で犯罪を犯して自殺したことになっているので氏名は公表されないでしょう。近所の人は父親の名前は知っていても離婚した母親の姓までは知らないのでは?
道の人事担当がそこまでの情報収集能力があるとは思えません。
それに肉親が犯罪者であったからといって教職に就くことを拒絶したとしたらそれはそれで人権侵害ではないでしょうか。世間的には八代本人が犯行にかかわったことにはなっていないので。
なるほど!ひげについては納得です。やっぱり②が弱いですね。
>人権侵害ではないでしょうか
もちろんですとも。しかし正邪で動かないのが人の世で、身内に犯罪者がいるとどれほど差別されるか、その過酷な現実を教えてくれる小説はいくつかあります。メジャーなところでは東野圭吾の『手紙』が、「犯人の弟」が受け続ける不当な苦難を書いていますね。被害者家族と加害者家族の両サイドを描いた乃南アサの『晩鐘』に至っては、読んでいて苦しくなるほどです。平成の首都圏という匿名性・流動性の高い社会と、地縁血縁がどこまでもつきまとう昭和の田舎では、人間関係の根本ルールが異なる別世界ですから、後者を知りすぎている私の考察は確かにその差違の認識が不十分でした。ご指摘に感謝します。
すみません、訂正です。
それにつけも、⇒ それにつけても、
平成の首都圏~ ⇒(改行)とはいえ、平成の首都圏~
他にも推敲不足があちこち目につく……反省してお詫びします。
最新7巻読んだので久しぶりにお邪魔します。ふにです氏の予想が当たっていることを願っていたのですが、残念ながら西園市議は日常の公的な顔に
>無精ひげを覆い隠すあごひげを装着
していませんでしたね。矛盾を解決できる唯一の名案だと思われたのに……。現実の経験からしても、髪型とメガネを変えた+無精ひげの有無くらいの変化で「誰だか見分けられなくなる」なんてことがあるでしょうか?よっぽど疎遠な関係ならいざ知らず、普通につきあいのある知人友人や仕事上の同僚は言うに及ばず、お気に入り俳優などでも「お、イメチェンしたな」としか思わないでしょう。ローカル有名人があの程度の「変装」で誰にも気づかれず、白昼人目の多い場所で少女誘拐(未遂)をはじめ、不法侵入などの犯罪行為を重ねていた、と確定したのはこの作品らしからぬ難点であり、作者のために惜しまずにいられません。
あと7巻に関しては時効の問題があります。既出の言及がないか確認できたら考察を投稿しようと思っています。
訂正:
× 同僚は言うに及ばず、お気に入り俳優など
⇒ 同僚、またお気に入り俳優など
似た否定形を続けてわかりにくい文になってました。毎度すみません。
おとなはウソつきではないのです。
まちがいをするだけなのです……
結果、誤植だったらしいですが、
私のように自分の誕生日をありがたいと思わない、祝いたくない?という
気持をもつ人にとって、29だったか28だったかはどうでもいいという
人もいます。私自身が時々どっちだったかな?と免許書を確認しないと、
正確な歳を思い出ださない人もいますので。そういう曖昧さも人間らしさ
が出るものではないかな?
まして小5に起こった出来事を忘れたい。。。忘却の彼方に・・となった場合、1年のブランクがそこに反映されている可能性もありますよね。
ドラマとしてはそんな感じでもいいような気がします。
これが、弁護士を親に持つ「けんや」が言っているセリフの場合なら
正確な年齢が出てないとやはり違和感が出てきますけど。
28,29歳の大人の脳でいながら子供にもどってやり直している割には
主人公はあまり賢さが見られない(思考が浅い)ことを考えると
その曖昧さは違和感なく感じられます。
前半の伏線は1ルートでは回収できない点があるのでリバイバルに関わる0巻商法や後日談といったまだ描かれてないルート分岐を潰すような事になるのかもしれないですが、妊娠期間の10か月を忘れてて28歳だとストーリーに矛盾が出る事を気付いたか、それを狙ってわざとやったかのどちらかではないかと思います。