僕だけがいない街の2巻のあらすじや伏線、謎をまとめました。
数えきれないほど伏線が散りばめられているので、1つずつ整理するためにもこの記事をご活用下さい。
また、この記事は随時更新していく予定です。
2巻のあらすじ・流れ
- 18年前にタイムスリップ
- 現在が雛月加代失踪の前の月であることや雛月が文集でSOSを発していることに気付き、事件に踏み込もうと決意
- 過去にとらなかったアクションをとることで未来を変えていき母親を救おうとする
- 最初は悟をニセモノ扱いしていたが、悟の言葉で加代が少し心を開く
- 加代を誕生日会に誘う
- 加代が失踪するのは3月中であり、加代の誕生日の前であることを思い出し、加代の誕生日を聞こうとする
- 悟が浜田とのスケート対決で手を抜いたのを加代に見抜かれ失望され、誕生日を聞き出せない
- 八代の名簿から加代の誕生日が自分と同じ3月2日と分かり、加代が失踪するのは3月1日であることが分かった
- 加代との関係修復を試み雛月家を訪れると、加代が母親から虐待にあっていると思われる形跡を目撃する
- クラスの給食費が盗難される事件が起き、美里が加代を糾弾するところを悟が庇い加代との関係修復
- 加代と雪山に“クリスマスツリー”を見に行く
- 土曜日(2月27日)に加代と科学センターに行くことを了承してもらうために雛月家に行く。許可を得ようとすると加代の母と口論になり加代がぶたれそうになるところを佐知子が止める
- 27日に加代と科学センターに行くと、過去と同じ会話を加代と交わしたことを思い出し、過去のループから抜けていないのではないかと不安になる
- 白鳥潤に会い、改めて彼の無実も晴らそうと決意する
- 過去に加代が失踪した3月1日は夜遅くまで加代と一緒にいることで加代を守る
- 3月2日に誕生日パーティをする
- Xデーを乗り切ったと思いきや次の日に加代は学校には来ない
- 『雛月と最後に交わした約束は果たされなかった』
2巻の伏線一覧
7話~12話までの伏線、謎、重要なポイントを挙げていきます。
7話
- 悟を含めグループの仲間内の名前がカタカナ表記なのに対し、ケンヤの発言だけ他の人の名前が漢字表記
- ケンヤが精神的に成熟していることを表している?
8話
- 「あれ?サトルこないだマクレガーの手袋買ったんじゃなかったっけ?」「そういやそんなの持ってたな。何で冬のこんな時期に手袋してないんだ俺…?」
- この時代の手袋はキーアイテム
- アジトの決まりを忘れている悟を不審がるケンヤ
- ケンヤ「最近お前…「文集」読んだ?」「ま…そうか悟は読まないよな…。意外と面白いから今度読んでみなよ」
- 加代の文集のタイトルが『私だけがいない街』
- 「俺はこのお袋のサトリみたいな観察眼が嫌で文集を見せていなかったな…。自分が何を書いたか読み損なっちまった…。いいか明日で」
- その後自分の文集を見る描写は一切なし。何か重要な伏線?
- 雛月「ジョーダンに決まってるべさ」『うわっ俺の苦手なタイプかも…』
- 佐知子の口癖を言う雛月
- 雛月「私も演じてるうちに「本当」になる気がするよ」
- 愛理の「言葉ってさ口に出していってるうちに本当になる気がする」を聞いて懐かしいと感じた原因となるセリフ。事件を思い出すキッカケのひとつ
9話
- 悟と手を合わせる雛月
- 悟に手袋を編むための採寸
- 「まあ…雛月にはウソを付かないって決めたからな」『…声に出てた』
- 「そうだ…!「あの本」の中で殺害された児童の年齢が全員(10)と表記されていた。ヒロミが殺されるのは6月だから10歳ってのは誤植だろう」と思ったのを覚えている…」
- 加代のことを気遣ったり、観察眼の鋭さから八代を信用する悟
10話
- 八代の人心掌握術を認める悟
- 八代「児童相談所にも連絡したんだ」
- この時実は連絡していなかった※こちらを参照➡31話ネタバレ
- 「何だそりゃ使え…」『声に出てた』
- 雛月が公園で編み物をしている所に何者かが忍び寄る
- 正体は白鳥潤
- クラスの給食費が盗難される事件
- 雛月を孤立させるために八代が仕組んだと思われる
11話
- ケンヤ達は悟の誘いを示し合わせたように拒否
- 悟と加代の誕生日パーティーの準備のため※12話
- 八代がケンヤを職員室に呼び出す
- 加代がぶたれそうになったところを佐知子がタイミングよく現れる
- 佐知子「途中で投げ出すんじゃないよ」
- 悟が漫画家を目指していることを加代は知っていた(特に元の時代は加代とそんなに仲良くしていないはず)
- 悟の文集の内容が関係している?
- 『勇気出して誘ってよかっ…』「勇気出して来て良かった」
- ユウキさん(白鳥潤)の影響
- 「顔…きれいだな…」『声に出てた』
12話
- 加渡島建設の看板を見て『すげェ懐かしい…。色んなコト思い出しそうだ…。けど…』走り去る
- 過去の3月1日に加代が失踪した状況
- 夕方6時少し前に加代が公園で一人でいたのを確認
- アジトには手袋を取りに行った
- 土手の方にはユウキさん(白鳥潤)の姿
- アジトから最短で公園に戻ると加代はいなかった
個人的に気になる点
次に個人的に伏線や謎についてピックアップします。
まだ明らかになっておらず、
なんとなく重要そうなものです。
主に以下の3つ。
- モノローグの言葉を声に出してしまうのは何かの伏線?
- 悟が書いた文集の内容
- 11話(2月25日)に八代がケンヤを職員室に呼び出した理由
モノローグの言葉を声に出してしまうのは何かの伏線?
たまに悟のモノローグが声に出てしまうのは何なんでしょうね。
ただの演出と言われればそれで納得してしまうのですが、
個人的には何らかの伏線なのかなと考察しています。
過去にリバイバルしてからこの表現が出てきたので、
「過去をトレースしていることを表現している?」とも思いましたが、
18話(3巻)で2006年に戻ってからもこの表現があるんですよね。
まだ良くわかりません。
悟が書いた文集の内容
これに関しては明らかに重要そうなのにも関わらず未だ出てきていませんよね。
しかし、どんな内容かも検討つきませんし、
今後どういった使われ方をするのか想像すらできません。
加代の文集『私だけがいない街』と何らかの関係がある内容なのかなとは思います。
11話(2月25日)に八代がケンヤを職員室に呼び出した理由
伏線ではなくただの日常の描写かもしれませんが、
このシーンで2コマも使ってるのには何らかの意図があると思うんですよね。
やっぱりケンヤはキーパーソンになりそうです。
あと、どうでもいいかもしれませんが、
恐らくこのシーンが初めての『賢也』の漢字表記ですね。
悟の目的
最後に2巻までの悟の目的について整理しましょう。
大前提として、
『母親を助けたい』という願いがあります。
そして、
- 過去の行動とは違うことをすることで未来を変えられるかも
- 失踪事件の直前にタイムスリップしたのには意味があるはず
- 失踪事件阻止は自分の中で無実であると確信しているユウキさん(白鳥潤)を救うことに繋がる
というような思いから、
失踪事件の阻止、すなわち最初の被害者の雛月加代を守ることに奔走しているのです。
また、一つ確認しておきたいのですが、
悟は、『過去の誘拐事件の真犯人=2006年に佐知子を殺害した犯人』とは思っていないんですね。
2006年の死ぬ直前の佐知子は、
『過去の誘拐事件の真犯人=2006年の誘拐未遂のパーカー男=自分を殺害しにきた男』
と認識しているのですが。
こういうところはこの漫画を見る上でポイントとなると思うので、
意識して見ていきましょう。
あとがき
以上、2巻のあらすじや伏線、考察についてでした。
いやー、2巻も伏線だらけでしたね。
テンポが早い上に、
何気ない言葉の中で重要そうな言葉を混ぜてくるので、油断できません。
このページについてはまた新たな発見があったり、
明らかになった謎があれば随時更新していくのでまたお越しください。
では次は3巻の伏線や考察のまとめについてです。
➡僕だけがいない街3巻のあらすじと伏線一覧・ネタバレ考察
また、以下は他の巻の伏線です。
- 1巻の伏線一覧&考察
- 2巻の伏線一覧&考察 ←今ここ
- 3巻の伏線一覧&考察
- 4巻の伏線一覧&考察
- 5巻の伏線一覧&考察
- 6巻の伏線一覧&考察
- 7巻の伏線一覧&考察
悟がモノローグを口にしてしまう設定についてですが、母・佐知子はよく悟に「サトリ」と表現されていますよね。
その「サトリ」の逆バージョンの「サトラレ」の能力が息子・悟に加味されているのかなぁ、とか考えました。
そうすると、「悟」という名前もなにか思わせるようなことがありますよね。
すみません、ただの妄想で…
「声に出てた」というのも、もしかしたら関係有るかもしれませんね。
凄くわかりやすくまとめてあっていろいろ納得出来ました。
ケンヤが先生に呼ばれたシーンは、
その時に雛月加代の誕生日をケンヤに教えたのではないでしょうか?
12話の誕生日パーティの時に、ケンヤが先生に教えてもらったと言ってますし。
1度は先生とケンヤを読者に怪しませる。
しかし、実は誕生日を教えるのと、雛月加代と悟に手伝いをさせる段取りを決めただけだったと、読者に安心させる演出だったのかと思ってます
今一巻をを見てたんですが
トラック事故のとき悟が畜生!とモノローグで発しておりこの時口でもチクショウ!と喋ってた描写があるので悟自身そういうひとなんじゃないんですか?
今頃ですいません
改めて読むと、登場直後から八代のことは「八代(先生)」って書いてるんですよね。
悟的には教師を呼び捨てにすることへのフォローとしての(先生)なんでしょうが、物語的には、実は2006年の犯人「先生」のネタバレも含んでたのかなと。
「八代(←先生)」みたいな。