12月26日に発売される僕だけがいない街7巻のあらすじや、伏線・考察・感想をまとめました。
7巻掲載分の話(36話~40話)についてはそれぞれ単独で考察して記事にしていますが、ここでは総括という形で改めてまとめさせていただきます。
また、新たな発見があったり、話が進むことで判明することがあった場合などは随時更新していきます。
ネタバレ満載なので本作を見ていない人はご注意下さい。
■12/23追記※すみません。単行本発売前に書いたのですが、7巻には41話も収録されていると勘違いしていました。41話のネタバレに関する部分は隠しているので、ご了承下さい。
7巻のあらすじ・ネタバレ
まず7巻の大まかな概要をネタバレしていきます。
本筋と関係がある流れだけを抜き出していますが、
もう少し詳しいネタバレが知りたい場合は各話ごとのページをご覧ください。
36話【始まりの地点 2005.05】の概要
- アイリとの会話をきっかけに、悟は過去を思い出しそうになると同時に倒れる
- 悟の今まで記憶に無かったオリジナルの世界(小5~佐知子殺害)の回想
- 2005年(倒れてから386日後)に目覚める
37話【足音 2005.07】の概要
- 悟に関する佐知子の心情描写
- 悟が眠ってからから孤独を感じていたが、悟が目覚めて涙がでるほど嬉しいといった内容
- 佐知子の心理描写が気づけば八代の描写に切り替わっている
- 悟が生きていてくれたことに「歓喜」と「戦慄」を感じている
- 『君を「スパイス」と呼ぶよ』
- 悟とケンヤの会話
- 悟はケンヤに二重の記憶があることを話すが、ケンヤは「それは想像力が生み出した長い夢だと思う」と返す
- ケンヤに真犯人のことを問われるが、悟は性別さえも分からない様子である
- 八代が久美ちゃんと接触する
38話【勇気 2005.08】の概要
- 市議西園(八代)と秘書の会話から、今まで八代は悟が入院している病院の援助に力を入れてきたことが伺える
- 八代は仕事を終えた後、変装してどこかに移動をする
- 澤田とケンヤが事務所に入る時、誰かがスレ違いで出ていき、事務所の壁に貼ってあった写真が落ちていることにケンヤが不審がる
- 悟はAIRIが記憶の鍵を握っていると思い、思い浮かんだAIRIの電話番号に電話をかけようとするも躊躇する
- その時届いたユウキさんの手紙に勇気をもらい、AIRIに会いに行くことを決意する
39話【愛梨 2005.08】の概要
- 悟は北村先生に許可をもらい、松葉杖で歩いてアイリに会いに行く
- アイリに会いに行く道中や実際にアイリ目にした際に、今までの記憶を思い出す
- 一瞬愛梨に話しかけようとするも、思いとどまり、そのまますれ違う
- ケンヤは悟から電話をもらい、悟の記憶はまだ戻っていないらしいと澤田に伝える(電話の内容は不明)
- 西園の秘書が持ってきたポスター『さざんかの集い~リハビリで頑張っているあなたと小学生の交流会~』に、久美ちゃんは興味を引かれる
40話【待ち焦がれた未来 2005.08】の概要
- 久美ちゃんの提案で、悟、佐知子、久美ちゃんはさざんかの集いに参加することになる
- ケンヤが病院に訪ねてきて、悟と二人で会話をする
- ケンヤは、悟がさざんかの集いに参加することを危惧するが、悟は真犯人をおびき寄せるくらいの覚悟でいることを告げる
- さざんかの集いの参加名簿に記載されている悟の名前を見ながら西園学(八代)のモノローグ
- もう一度死に抗う悟の姿を見て歓喜を戦慄を感じたいと願う
- さざんかの集い当日、八代と思われる人物(古賀さんと呼ばれる)が練炭、ガムテープ、ロープといった物をワゴン車に密かに積み、ワゴン車の運転を務めている
41話【待たせたね 2005.08】の概要
- さざんかの集いの会場、山茶花池公園に到着して、写真を撮ったり、スタンプラリーをしたりして楽しむ一行
- 八代はネットの掲示板に、悟と久美ちゃんの関係を書き込んだり、ガムテープやロープなど犯罪に使うと思われる道具を運んだりして工作を進める
- アイリを見て記憶が戻った悟が、ケンヤに電話をした時の回想
- 真犯人が八代で、現在は西園市議であるということをケンヤに伝える
- 「さざんかの集いで八代が、久美ちゃんを殺害して悟を犯人に仕立て上げる」と予想し、悟、ケンヤ、澤田で対抗することを決意
- 八代は佐知子の携帯で久美ちゃんを“やまぶき荘”に呼び出すが、悟は久美ちゃんに別の携帯を持たせることで久美ちゃんの危機を回避する
流れだけをつかめるようにだいぶ省略しているので、
より詳細な内容を知りたい場合は以下の各話のネタバレのページをご覧ください。
7巻の伏線一覧・考察
36話から41話までの伏線や謎、考察のまとめです。
また、個人的に気になる発言やモノローグ、重要だと思う情報も挙げていきます。
36話
- アイリの夢は旅をしながら各地の空を撮ることだと語る
- 4話にて、空に舞い上がる風船をアイリが「あ、キレーな絵」と指で枠を作って眺めたのはこの伏線
- 「なんだかずっと聞きたかった答えを聞いたような気がした」
- 1話で悟はアイリに「やりたいことがある」とは聞いたが、その中身は聞かせてもらえなかった
- 風船が空に舞い上がる描写
- 4話でアイリが見た絵
- 今後しばらく悟のモノローグでは『アイリ』ではなく、『AIRI』と表記される
- 悟がアイリの家に匿われたていた時に見た部屋のプレートにAIRIと書かれている(15話で一コマだけでてきた)
- アイリのカバンに付いているマスコットキャラがそのプレートと同じだったので、『AIRI』を思い出した
- 修学旅行で怪我したケンヤの頭にワセリンを塗る悟
- 35話では記憶にあった自分自身をヒロミに置き換えていた
- このことが元の世界ではヒロミがいないことを思い出すキッカケになる
- 僕には取り戻さなくてはならない「記憶がある」
その「記憶」の始まりは未来だ。- 佐知子が殺害された時の記憶のことで、時間的には未来の出来事
- 失敗した過去があってやり直して成功した現在がある。
- 加代を救えなかった世界もあるが、今の世界では加代やヒロミ、中西彩を救い、ユウキさん冤罪を防いだ
- この「成功」を完成させる為に「始まりの記憶」に辿り着くんだ・・・!
- このまま誰もいなくならないために、佐知子を救うために、佐知子が殺害された時の記憶を思い出す必要がある
- 僕がくり返し生きた街。
殺人事件が起こらなかった街。
そして僕だけがいなくなった街。- リバイバルをくり返し、小5の時の連続誘拐殺人事件を防いで、僕(悟)だけがいなくなった(植物状態)になった世界
- 「僕だけがいない街」の始まりはきっとあの娘がいた時間だ。
AIRI
AIRIに会いたい。- 前の世界(オリジナルの時間軸)にはAIRIとの思い出があり、AIRIに会って始まりの記憶を取り戻さなくてはならない
37話
- 佐知子のモノローグがいつの間にか八代のモノローグに切り替わっている
- 佐知子がお店からでてくるシーン以降は八代視点の描写であり、読者に佐知子のモノローグだとミスリードさせる巧妙なトリック
- 『君を「スパイス」と呼ぶよ』
- 悟の死に抗う姿が、かつて飼っていたハムスターの「スパイス」と同様に八代を痺れさせたため
- 久美ちゃんに「アイリ」という名前を聞く
- この世界で初めてアイリの名前を聞いたのがこの場面
- 八代『君が目覚めたと同時に僕の中に閉じ込められていた「ある衝動」も目覚めたよ』
- 悟が植物状態になってから目覚めるまで殺害は起こしていないと思われる
38話
- 久美ちゃんが悟の病室にて「キャンプに行きたい」
- 盗聴していた八代が罠をはるためにさざんかの集いを企画
- 病院の名前が『中央総合病院』
- 3巻(15話)でアイリが入院した病院
- 八代は市議西園として悟がいる病院の援助に力を入れていた
- 悟の状態を把握しやすく、工作も用意
- 変装した八代は『総武線・中央線の各駅停車三鷹行き』の電車に乗る
- 澤田の事務所の『小岩』に向かうため
※澤田の事務所が『小岩』にあることは16話に示唆されている
- 澤田の事務所の『小岩』に向かうため
参照URL:総武線・中央線各駅停車
- ビル『月影』
- 3巻16話と同じビル
- 澤田とケンヤがビルに入っていくのとスレ違いに、階段から降りてきてビルを出て行くパーカーの男
- 八代の格好と一致
- 地図に貼られた被害女児の写真の中の一枚が床に落ちている
- この少女は2001年6月に起きた事件でこの時は悟は目覚めていないので、八代の犯行ではないと思われる
- 41話のネタバレあり後にケンヤは、八代の「これは自分が起こした事件じゃない」というメッセージだと推測(41話)
- AIRIの電話番号を思い出す悟
- 3巻15話で記憶した
39話
- モノローグでアイリの呼称が『AIRI』から『愛梨』に変化
- 元の世界の記憶、愛梨との記憶を全て思い出した
- アイリに手を伸ばして話しかけようとするも、思いとどまり手を引っ込める悟
- 元の世界では「アイリを事件に巻き込んでしまったせいで、アイリの家が放火された」ということを思い出したため
- 「悟が駅でアイリを見つけて手を伸ばすが、結局すれ違う」という一連の描写は5巻25話とリンクしている
- 25話では悟の鼻から上が描かれていないのは、メガネの有無を隠すためか?
- ケンヤ「「記憶のフタ」は開かないようですね」
澤田「じゃあ「僕の顔も思い出せない」って事か…」- 八代の盗聴を危惧して合言葉を使う
- 「記憶のフタ=悟が記憶を取り戻した」「僕の顔も思い出せない=犯人の顔を思い出した」だと思われる
- さざんかの集いのポスター
- 久美ちゃんの「キャンプに行きたい」という言葉を盗聴した八代の罠
40話
- 2001年6月の事件が真犯人(八代)の犯行でなければ、澤田とケンヤが追っている真犯人が起こしたと思われる事件は全て時効
- 久美ちゃん「こんこん、もしもし」
- 悟にお見舞いに来たアイリと似た反応(1話)
- 自分のためにある他者の死、及び、その死や悲劇的な運命に対し抗う姿に八代は生を実感させられた
- 八代の殺害の動機
- 変装した八代を見て何かを思案する佐知子
- ガムテープやロープ、練炭など、犯行に使われるものを車で運ぶ八代
- 指をトントンさせたり、アメを舐めたりする八代
- 悟を助手席に乗せて運転したときと同じ癖
- 佐知子が同じ車に乗っており、以前八代のこれらの行動を見ているので(27話)、佐知子が八代に気付く伏線の可能性もあり
41話
- ネットの掲示板に悟と久美ちゃんの関係を書き込む八代
- 久美ちゃんを殺害した際に悟を犯人に仕立て上げる工作か?
- 佐知子からメールで呼び出される
- 悟が、佐知子本人がメールを送ったことを確認して久美ちゃんに転送したメールである
- 考え事をしてネギを折ってしまう佐知子
- 5話で佐知子が「誘拐犯が18年前の容疑者だと思い至ったシーン」と同様の描写。八代(古賀さんと名乗っている男)のことを疑っているのか?
- 久美ちゃんの携帯に佐知子からりんどう荘に来るようメールが届く
- 八代は西園議員であることを確認する
- 18話でのアイリの話より
- 車の車種、悟の行動の経緯から、ケンヤは八代の犯行を疑っていた
- 八代はあえてヒントを残して自分の存在をアピールしたかった、と悟は推測
- 八代の動機は悟が死に抗う姿を見ることなので、悟に警戒させたかった?
- 八代が佐知子を装って久美ちゃんにメールをするだろうと悟は予想した
- 前の世界ではアイリの携帯に悟を装ったメールがきた(15話)
- 佐知子を装った八代から「やまぶき荘」に呼び出しメールが来たものを、「りんどう荘」に変えて久美ちゃんに転送する
最終回までの展開予想
僕街は全8巻予定なので、
あと1巻(5~6話)で完結します。
ということで、最終回までの展開の予想を書いていきたいと思います。
41話で悟は八代を出し抜きましたが、
残りの尺と話の流れから、もう一山あるのは確実です。
私が考えている展開は2つあります。
- 実は澤田は共犯
- 最後は佐知子を救って完結
1.実は澤田は共犯
これについては可能性は低いけど、
こういう展開も面白いかもといったものです。
今後、どういう展開が一番読者に衝撃なのかと考えると、
ここにきて新たな犯人が明かされることだと思います。
ずっと悟やケンヤの仲間だと思っていた澤田が八代に加担していたとなると、
これまでヒントや布石となる描写があまり無かっただけに、
八代が悟に自供するシーン(5巻ラスト)以上の鳥肌モノになるでしょうね。
澤田は八代の工作を無力化するという重要な役目を担っているので、
これを放棄するだけで悟達が不利になる展開に持って行きやすいということもあります。
共犯じゃなくても、2001年の被害少女は澤田の犯行で、
八代はそのことをケンヤに伝えるためのメッセージとして写真を落としたとも考えられますね。
また、佐知子は澤田に久しぶりに電話をかけたその日に殺害され(1巻)、
悟はリバイバル後初めて澤田に会った次の日に八代の犯行に会っています。
他にも八代が事件を起こす前に八代の住む街に移動している(犯人が八代とは知らないはず)のも、
八代が犯行を起こしたと思われる事件をピックアップできることも怪しいです。
ただ、そんな展開を持ってくると、
澤田の動機や回想の描写に1話分くらいまるごと使わないといけないと思うので、
尺の面で厳しいかなと思います。
それに最後は八代との対決で終わるのが一番締りがいいですよね。
なので、「澤田が実は共犯」というのは、展開としては面白いとは思いますが、
物語全体の締めにもってくる展開としては不自然かなとも思っています。
あくまで可能性の一つとして挙げておきます。
2.最後は佐知子を救って完結
僕街の結末は、展開はどうあれ、
最終的には「佐知子を救い完結する」という形になるのではと予想しています。
悟がリバイバルをしたきっかけは佐知子が殺害されたことなので、
最後はただその犯人である八代を追い詰めるだけではなく、
明確な形で佐知子を守らないと綺麗に終われない気がします。
41話の時点では、八代は久美ちゃんを殺害して悟を犯人に仕立て上げようとしていますが、
ここから佐知子に狙いを変更するのではないでしょうか。
もしくは、佐知子の方から事件に首を突っ込んでしまい、
自らを危険にさらしてしまう事も考えられます。
佐知子は、40話で八代と接触した後に何かを思案したり、
悟の殺害未遂事件の前と同じように八代が運転する車に乗ったり、
1巻で誘拐犯に気付いた時と同じようにネギを折ったり、
佐知子が八代の存在に気付く布石のようなものがいくつかありますしね。
少なくとも、佐知子が今回の八代の犯行に関わってくるのは間違いないでしょう。
あとがき
以上、7巻のネタバレや考察でした。
僕街は小学校時代の話まではテンポよく話が進んでいただけに、
7巻は回想や心理描写が中心で展開がゆっくりに感じられましたね。
先が読めない緊張感のある話が好きだった人は少し退屈に思ったかもしれません。
それでも37話での佐知子と八代の心理描写のトリックや、
澤田の事務所に忍び込む八代の描写を最小限のヒントだけで読者に推理させる演出、
今まで散りばめられた伏線の回収など、個人的には見応えのある話が満載でした。
さて、僕街は漫画も完結に向けて盛り上がっていますが、
2016年1月7日からアニメ放送がスタートし、
2016年3月映画が公開されます。
告知CMが続々と公開され、
待ち遠しくなってきましたね。
このブログでもそれぞれ感想を書いていこうと思うので、
楽しみにしてもらえたらなと思います。
※8巻を更新しました
➡8巻のネタバレ・考察
管理人さま
僕だけがいない街最新刊(7巻)は40話まででした。
早く続きが読みたい…
わざわざ教えて下さりほんとにありがとうございます!
痛恨のミスでした(汗)
私は本日Amazonから届き7巻読了しました。
ところで38話の考察に41話に関する記載がありますので隠していただいた方が宜しいかもしれません。
ご指摘いただきありがとうございます!
隠しました。
楽しみですね。
ところで、アマゾンで7巻を見ると、なぜか22日発売になっています。
いま(23日)注文をすると、24日に配達とか書かれている。でも、カドカワのページには26日とあるし、近くの本屋にも入荷していない。これって、単にアマゾンがデータ入れ間違えているってこと?
もちろんアマゾンの倉庫には発売日以前に入荷はしているはずなので、もしいまネットで注文したら間違えて早く届くのかな?
どうしよう。。。
どうやら既に入荷している本屋さんもあるみたいですし、Amazonでももう販売してますよ。
私はAmazonで買ったんですが、明日24日に届く予定です。
そうですか、それは楽しみですね。
私も注文してしまおう。
若干の不安材料といえば、24日は宅急便が一年で一番忙しい特異日らしいので、配送が遅れる可能性が大だということ。
作者が8巻で完結を予定してたのに
映画の(興行の)都合で引き伸ばしで
全10巻になってたら
澤田が実は共犯、を書く尺が出来ますね
澤田と変装した八代を混同してた・・・
澤田は眉毛で判別するのね・・・
やっと7巻読んでこちらを拝見
盗聴のシーン?
3度じっくり読み返してもわからない
どこに描いてますか?
6巻の所に長々とチラ裏の妄想を書いた者です。
再び失礼致します。
八代のモノローグで私が引っかかっているのは、「ひとりぼっち」というワードです。
普通に考えれば、さざんかの集い前のモノローグにあるように、生きがいを与えてくれる悟を失って「ひとりぼっち」なのでしょうが…。
・あちこちで指摘されているようですが、八代の犯行は意外に綱渡りです。しかし、自分への追及は実に見事にすり抜けています。
少女愛者の犯行に偽装→自分を捜査リストから外す為の、一見女子の男子の殺害→問題発生→同性愛者の犯行に偽装
とか
バスの中で発見された道具の素早い処分
とか
・上と同じですが、思惑が外れた時の、見事な退き際、諦めの早さ。
・最高・最適なタイミングでの佐知子の殺害。
・悟との大人同士のようなレベルの会話。
通常、親権についての話とか小学5年に理解させられるでしょうか。
周囲に小学生の内から弁護士を目指すような子、天才と呼ぶに相応しい子も多く見てきましたが、「知識がある」ということと「実感を持って理解する」ということは別です。
メンサレベルの子供、ませきった子供でも、学問的な事柄ならともかく、社会生活に関わる話題では大人と対等には話せません。大人としての経験が必要だからです。
(これはケンヤにも言えるんですけどね)
・上に関連して、児相について、「君にその方面の知識がなくて…」
つまり、「それ以外の方面の知識」があることは了解済み?
・「失敗を糧に…」
(糧するにどころか、一度の失敗が致命的な行為ばかりしてませんか?)
・悟を救助した獣医さんは本当にたまたま?
モノローグ中、悟を失ったことは後悔。死亡はしなかったけど、「眠り続ける」状態になる時点での救助。「偶然」であるにも関わらず、自分が充分に現場から離れたタイミング。本当に偶然の救助なら、かなりの綱渡り。
(これもケンヤ的な可能性もあるのかもしれませんが…)
(「死の淵から戻ってきた」悟に「スパイス以上の衝撃」も感じていますし、本当に偶然だった可能性も…)
・「悟は必ず目を覚ます」
何故言い切れるのでしょう…。何故そういう希望を持てるのでしょう?
・「”あらかじめ”臨床研究部を設置…」
・「数年前から…」
悟が目覚めてから、この発言の時点まで2年。2年程度を数年と言うでしょうか…。
・「行こう悟「始まりの時間へ」」
「終わりの時間」ではなくて?
そして
・「まるで未来でも見て来たかのようだ」
悟が「誘拐犯が居ると確信して行動している」のと同じように、確信して喋っていませんか?
で、「ひとりぼっち」
これは、ケンヤも怪しいんですけどね。(悟の味方でしょうけど)
等と妄想しています(笑)
ああそうだ、八代の変装は、澤田氏の事務所に出入りしても怪しまれない為のものですよね。
巻末の久美ちゃんの服、「RabiRabi」ですね(笑)
再びの酔っ払いのチラ裏失礼致しました。
アニメから原作を纏めて購入してしまいました。
此方には検索からお邪魔致しました。
この作者はとても芸が細やかですね。
管理人様の考察でのご指摘にいちいち頷いております。
私が最も印象に残ったのは主人公の大人になってからの顔が
最初と植物状態から目覚めて以降で変化していることです。
最初のどこかぎすぎすしていたものが
リバイバルから行動を起こし結果を残した後のそれとでは、
少年の面影を残したものとなっているのがとても印象に残りました。
ラストがどうなるのかをアニメ共々期待しております。
通りすがりで今更ですが自分も盗聴ってどこだって思い読み返しました。
おそらくですが、八代がトイレで変装をして駅のホームにいる描写のあとに澤田とケンヤがビルに入ってく描写がありますよね?
そこで階段のとこに足が見えてるのと岩藤ビルというカットの部分で変装した澤田と思われる服の男が去っていく描写があります。
そして写真が落ちていて誰かが侵入したんではないかとケンヤが疑い、盗聴を警戒するという解釈だと思います。
って書きながら見直したら38話部分でちゃんと解説されておりましたが、参考まで。
チラ裏(失礼)さんのコメント読んで思ったんですが(既出かもしれませんが)、八代もリバイバルしているのかもしれませんね。
「ひとりぼっち」とか「綱渡り」とか悟にこだわっているのがそれならしっくりきます。