僕だけがいない街37話のネタバレ考察~八代再登場!~

ヤングエース9月号(8月4日発売)の僕だけがいない街37話『足音 2005.07』のネタバレと考察、そして次回38話の予想についてです。

前回は、アイリに関する長きに渡る伏線が回収されたり、タイトルの意味が何となく分かってきたりして、盛りだくさんの内容でしたが、今回も目の話せない展開になっています。 

さて、これから考察等を行なっていきますが、大いにネタバレしているので、ネタバレが気になる人は先に本誌を見て下さい。ちなみに私は、僕だけがいない街だけが目的でヤングエースを定期購読しています(笑)

ちなみに前回のネタバレ、考察はこちら。
僕だけがいない街36話のネタバレ考察

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37話の概要

話の流れとしては、こんな感じです。

  1. 悟に関する佐知子の心情描写
  2. 悟が目覚めたことを知った八代の描写
  3. 悟とケンヤの会話(悟の記憶や悟殺害に関する話)
  4. 悟と久美ちゃんの会話
  5. 八代と久美ちゃんが接触

では、より詳細にお伝えします。

  • 佐知子はリハビリをしている悟を見て回想を始める
    • 10ページ以上に渡る回想で、深い心情が描かれているが、簡単に言うと、「悟が眠ってからから孤独を感じていたが、悟が目覚めて涙がでるほど嬉しい」という感じ
  • いつの間にか佐知子のモノローグが八代のモノローグに変わる
    • 悟が生きていてくれたことに「歓喜」と「戦慄」を感じている
    • 『君を「スパイス」と呼ぶよ』
  • 悟とケンヤが会話
    • 悟はケンヤに二重の記憶があることを話すが、ケンヤは「それは想像力が生み出した長い夢だと思う」と返す
    • ケンヤに真犯人のことを問われるが、悟は性別さえも分からない様子である
    • ケンヤは澤田とともに容疑者の当たりをつけているが、悟の記憶に影響を与えないようにその人物は伏せる
    • ケンヤ「なんか俺達って、いつも階段で内緒話してないか?」
  • 悟と久美ちゃんが病院の庭で会話
  • 久美ちゃんは病気も治って、髪も伸びている
  • 久美ちゃんはランドセルにアイリからもらったストラップをつけている
  • 雨が突然降り出し、傘を取りに行く久美ちゃん
  • 八代と思われる人物が久美ちゃんに傘を渡す
  • 八代のモノローグ
    • 悟(ルビでスパイス)…君が目覚めたと同時に、僕の中に閉じ込められていた「ある衝動」も目覚めたよ

37話の考察

それでは、37話の考察や感想に移っていきます。

今回は分かり難い部分や伏線などはあまりないかと思うので、
そこまで深い考察はありません。

以下の4つについて述べていきます。

  • 佐知子と八代のモノローグの境はどこ?
  • 八代が悟をスパイスと呼ぶ理由
  • 八代の衝動について
  • 八代は悟を殺害しようとは思っていないのか?

佐知子と八代のモノローグの境はどこ?

最初に佐知子の回想が10ページ以上続くのですが、
いつの間にか、それが八代のモノローグに変わっています。

この演出には思わず「おぉ!」と声をあげてしまいました(笑)

特に、見開きで車いすに載っている悟に光が指して神々しく描かれている次のページで、
唐突に八代が不気味に描かれているのはほんと鳥肌が立ちましたね。

それで、どこから八代のモノローグは始まったのでしょうか?

ちなみに、二人のモノローグの境目付近は以下のようになっています。

気が付くと十数年が過ぎていた

「待ち焦がれた日」は突然やってきた

悟が目覚めた

悟が目覚めた

悟が目覚めた!

もう「一人ぼっち」じゃない。

嬉しくて涙が止まらなかった。

君が始めて病院の庭に出た日…

再び外気に触れ日の光を浴びるその姿は…

力強く

神々しく

この目に映った

正直

シビレタ

最後の、「正直シビレタ」は、
フォントが急に太文字になっており、八代が不気味に描かれているので、
間違いなく八代のモノローグです。

急にフォントが変わって八代が登場したので、
最初はここからが八代のモノローグかと思っていましたが、
改めて見直すと違和感がありました。

その前のシーンで悟の呼称が急に「悟」から「君」に変わっているので、
ここからが八代のモノローグだと考えられます。

「君が初めて病院の庭に出た日…」からですね。

そして、その前の「もう「一人ぼっち」じゃない。嬉しくて涙が止まらなかった。」に関しては、
その内容から明らかに八代のものではなく、佐知子の心情です。

悟の呼称の違いに気づけばなんて事無い考察だったと思いますが、
個人的にはこれは結構分からなかったです。

~追記~

私の考察よりもしっくりくる解釈をコメントで頂いたいので、この項目を修正します。

八代のモノローグはもっと前から始まっており、
「悟の元気な姿を見ていたい」までが佐知子のモノローグで、
それ以降は八代のモノローグです。

佐知子がスーパーから帰る後ろ姿から始まり、
修学旅行、学校、眠り続ける悟の窓の外からの描写、悟の回復に関する新聞記事、
などが描かれていますが、これらは全て八代の視点と考えると辻褄が合います。

八代は6年の担任をせずに街を出て行くことをほのめかす描写があったので、(実際に出て行ったかは不明)
修学旅行の描写が合ったのは個人的に疑問ですが。

あと、
『悟が眠ってしまったことで「ひとりぼっち」になったのだと実感する自分がいた』
『自分と悟の「未来」を感じる瞬間が欲しい』
は何となく八代のモノローグとは思えないんですよね。

まあそれよりも、スーパーから帰る描写から新聞の描写までは佐知子のモノローグだと考える方がおかしい部分が大きいので、
結論としては、ここからが八代のモノローグだと思います。

まだまだ考察が足りないなと反省です^^;

それにしても、
佐知子のモノローグだと思っていた部分を八代のものだと考えて読み返すと、
意味合いが全然変わってきて、より一層鳥肌が立ちますね。

『眠り続ける君の姿を目に焼き付け、息使い、鼓動を側に感じて、日々を過ごす糧とした』
というところなんか、
佐知子の献身的な絵がたちまちストーカーの偏執的な様に変換されます。

改めて、この演出はすごいと実感しましたね…。

八代が悟をスパイスと呼ぶ理由

これについては正直しっくりきません。

そもそも、スパイスというのは、
32話で八代が幼少期の頃飼っていたハムスターに付けた名前ですね。

悟とスパイス(ハムスター)の共通点としては、
八代が殺そうとした人(ハムスター)の中で、一人(匹)だけ生き残ったということ。

しかし、悟は他の人の助けで何とか生き伸びたのであって、
ハムスターは他のハムスターを踏み台にして自分だけ生き残ったので、
本質的に違う気がします。

もしかすると、
八代がハムスターにスパイスと付けたのは、ハムスターに「シビレタ」からなので、
単純に八代がシビレタから悟をスパイスと呼ぶのかもしれません。

あと、八代はスパイスと名づけたハムスターを殺さずに飼育しましたが、
悟も殺害する気はないのでしょうか。

これに関してはもう少し考えてみます。

八代の衝動について

「君が目覚めたと同時に、僕の中に閉じ込められていた「ある衝動」も目覚めたよ」の部分です。

八代の言う衝動とは、
女児殺害のことでしょうね。

これは32話でも「僕には抑え続けてきた衝動があった。」というモノローグの後に、
アッコ姉ちゃんに対して犯行に及ぼうとする描写があります。

ということは、
八代は悟殺害未遂の後は、犯行には及んでいなかったということなんでしょうか。

八代は悟が目覚めるまでどういう風に暮らしてきたのか、
非常に気になります。

八代は悟を殺害しようとは思っていないのか?

悟が目覚めたことで、
八代は今非常にピンチな状態のはずです。

悟に「八代が犯人」と供述されれば終わりですからね。

しかし、悟が目覚めたことに関して焦るどころか喜んでいます。

もしかして、八代は悟の記憶が曖昧なことを知っているんでしょうか?

何となくモノローグや漫画の流れとして、
八代は悟ではなく久美ちゃんを狙うような気もしますね。

これから八代がどのように悟や悟の周りに関わっていくのか、
とても気になります。

あとがき

以上、僕だけがいない街37話のネタバレや考察についてでした。

37話は、とにかく佐知子から八代へのモノローグの落差に脱帽です。

八代が登場したことで一気に緊張感が増しましたね。

ここ数話は比較的平和な話が続いていたので忘れかけていましたが、
犯人によってもたらされる緊張感も僕街を面白くする重要な要素ですね。

来月からの八代がどういった動きを見せるのかが楽しみでなりません。

さて、次回38話はヤングエース10月号(9月4日発売)なので、
発売されればすぐに更新したいと思います。

また先日、僕街のアニメ化が続き、映画実写化が決定しました!

メインキャストは以下のとおり、

  • 藤原竜也さん(悟役)
  • 有村架純さん(アイリ役)
  • 石田ゆり子さん(佐知子役)
  • 及川光博さん(八代役)

きちんとした俳優・女優が選ばれたのは良かったのですが、
現時点では幼少期の悟や加代という重要な配役は発表されていません。

子役の選出がこの作品の出来を左右する最も大きな要因になるでしょうね。

ただ、正直アニメはまだしも、
実写に関しては成功するのがあまり想像できないというのが率直な感想です(^_^;)

まあ、ノベライズ化、アニメ化、実写映画化ときて、これからますます知名度が上がると思われるので、
それに関しては非常に嬉しいです。

このブログも先月号の更新から急にコメントが増えたので、
僕街の知名度が上がってきたのを感じますし、コメントをいただけることにもすごく感謝しています。

私一人では到底気付かない鋭い意見、考察も度々貰うので、
非常に助かっています。

では、次回は9月4日にブログを更新する予定なので、よろしくお願いします。

※更新しました
38話のネタバレ・考察

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コメント

  1. 八代 より:

    佐知子が病院を出て家に帰る「背中」の場面から、既に八代のモノローグに変わっていたのではないでしょうか?
    悟が「カレーが食べたい」と言った時点で佐知子の答えは既に出ているのに、そこから一ページの無音を挟んで、いきなり黒字白抜きの問いかけが始まっています。また、そのページで二回繰り返される佐知子の背中は、アパートの前に来ると遠目になります。これは八代の尾行視点ではないかと。

    何より函館の夜景は小学校の修学旅行と思われますし、「見失って自問自答を繰り返した」場所はまさに学校です。
    そして眠り続ける悟を見ている視点は、窓の外からです。佐知子なら窓の外から悟を覗くことはないはず。(教師なら、医者に容体を聞くことも当然ある)

    このストーカー・偏執・変態ぶりは戦慄モノです。

    1. 管理人 より:

      八代さん、コメントありがとうございます!

      確かに、絵は八代視点だとするとすごい辻褄が合いますね。
      特に窓の外からの描写は、佐知子だとすると逆に変です。
      あと、よくよく見返すと、ここでも悟を「君」と呼んでいますし、『「待ち焦がれた日」は突然やってきた』という悟の目が覚めた時の描写で絵が新聞なのも、明らかに八代視点ですね。

      ただ、八代は6年の担任はせずに街を出て行ったと思っていたので、修学旅行の描写があるのは違和感があります。

      まあ、それでもご指摘いただいた通り、病院の場面の後から八代のモノローグが始まったと考えるほうが自然ですね。
      記事の修正をしたいと思います。

      鋭いご指摘、ありがとうございました。

  2. ろびんそん より:

    はじめまして、こんにちは。
    管理人様の文章力や考察力に引き込まれながら、参考にしつつ楽しく拝見させて頂いております。

    今回はまさに鳥肌ものの演出でしたね。
    私も八代氏のコメントのように

    「悟の元気な姿を見ていたい」

    までが佐知子のモノローグだと感じました。

    管理人様の違和感である『修学旅行の描写』に関して
    恥ずかしながら私の考察を。

    今回の作中にある

    「答えはとてもシンプルだった」
    「悟の側に居続ける事」

    の表現から、八代は常に悟の近くで監視していたと考えました。
    ♯35作中「親愛なる友人 藤沼悟へ・Ⅱ」からの

    1988年3月14日 悟の事件発生
    1989年7月 長期療養可能な千葉の病院へ移る

    との情報から
    事件発生時は5年生の3学期末
    同年4月、6年生へ進級♯20より担任は代わらず→同年修学旅行へ
    翌年1989年3月 受持ちの6年生卒業と同時に退職(推測)
    同年7月 悟の転院と時を同じく千葉へ(推測)

    と考えると、私の中ではしっくりと納まりました。

    とても緻密に張り巡らされた伏線を読み解いていくのは、大変wktkです。

    「新たな季節の始まりだ」

    いよいよクライマックスだと思いますが
    私なりにⅩデーを予想しているのですが…

    ♯2 テレビのアナウンス
    「千秋楽を迎えた大相撲夏場所は…」
    から、バイク事故の退院日は2006年5月21日(調べました笑)

    ♯3 【死 神2006.05】
    1~2日、2~3日のずれはあるかもしれないが、最速翌日5月22日(推測)

    ♯4 【誘拐未遂2006.05】
    同じく、最速翌日5月23日(推測)

    ♯5 【真犯人2006.05】
    ♯4「その話はまた明日な」♯5「帰ったら問い詰めてやる…」から♯4の翌日(確定!)最速5月24日(推測)
    この日こそ私が予測する最終決戦Ⅹデーではないかと…

    現在目覚めたのが2006年5月11日
    リハビリも進んでいるようなので日数も経過している、残された時間はそんなにないぞ…と一人やきもきしています。

    以上、長々と書連ねてしまいましたが
    いろいろと考えながら楽しんで読んでいる人間がここにもいますよ。と自己主張してみました。申し訳ありません。

    1. 管理人 より:

      ろびんそんさん、コメントありがとうございます!

      修学旅行の件に関しては、4巻(20話)に「先生、6年になったら担任変わるってウワサ本当!?」と女生徒が八代に訪ねていて、その後に悟の殺害を企て「この街を出て行く」と発言しているので、6年生は受け持たずにすぐに街を出て行くという伏線なのかなと思いました。
      実際はすぐに街を出て行ったという描写は無いので、これに関しては私の勝手な想像だったんですが(^_^;)

      Xデーについては、全く考えていなかったので参考になります!
      実際には元の世界とは全く違う世界になっているので、その日がXデーになるのかは分かりませんが、漫画的にはその方が自然ですよね。
      ただ、残りの僅かな日数に八代との対決までの流れを持ってくるとなると、かなりつめ込まないといけないような気もしますね。

      また何か意見や考察などありましたら、コメント頂けると嬉しいです!

  3. ぶちおん より:

    八代は、殺人未遂の証拠がないので平然としているのでは、ないでしょうか?万一悟が思いだしても、15年前の事そして、悟の曖昧な記憶(二重の記憶)、警察が信じるでしょうか?予想ですが、最終的に1巻?の誘拐未遂の所につながり、母親殺害をとめ、八代『まるで未来でも見てきたかの様だ』で終わり??これじゃ微妙ですかね

    1. 管理人 より:

      ぶちおんさん、コメントありがとうございます!

      確かに、15年も前のことですし、証拠もなければ厳しいのかもしれませんね。
      けど記憶が曖昧で犯人の記憶も全くないことに関しては、やっとケンヤに話したくらいなので八代は知らないと思いますし、悟が供述するだけでだいぶ八代も危なくなるんじゃないかなと個人的に思いました。
      少なくとも、八代の立場からしたら危機感を感じる状況なのではないかなと。

      これからの予想については、1巻の誘拐未遂に繋がるかは分かりませんが、八代が母親殺害を企てそれを阻止するという流れで終わるというのは私も思います。
      18年のリバイバルの始まりは佐知子が殺害され、それを助けるのが目的なので、最後は佐知子を救うというのが物語として自然だと思います。

  4. ふにです より:

    ふにです
    ところで、ここを読んでいて気になったのですが、仮に悟の記憶が戻り八代が殺人未遂事件の犯人であった場合に彼を法的にさばけるのでしょうか?たしか少し前まで殺人事件の時効は15年だったはずで、殺人未遂事件の時効も、それ以前の幼女殺害事件の時効も過ぎていて真相が明らかになっても八代は自由の身になってしまうのではないか、という点が気がかりです。

  5. あほうどん より:

    毎度楽しく読ませて頂いております。
    「八代は悟を殺害しようとは思っていないのか?」という点について少し失礼。

    結論から言えば八代は悟を殺害する気はないのかと思います。
    だだし新たな犯行の「身代わり」として悟を選ぶ企みがあるのではないでしょうか。
    八代にとって悟は邪魔な存在ではあるものの、殺害してしまっては悟が昏睡状態になった原因の事件性を確かなものとしてしまい捜査の手が再び自分に伸びる危険性が出ます。
    八代の犯行は必ず誰かに罪を被せる(身代わりを立てる)ことで自分から捜査の手を遠ざけようとします。加えて「”ある衝動”も目覚めたよ」とある通り再び犯行を繰り返す気なのも分かります。その次なる相手が久美ちゃんなのではないでしょうか。であれば「悟を社会的に抹殺して、なおかつ自分の衝動を満たす」とするのが八代にとって良い塩梅なのかなと。

    勿論、八代の次なるターゲットが久美ちゃんであること、次の身代わりを悟に決めていること、という仮定の上での意見なので今後覆ることは大いにありえるでしょう笑

    また、話の展開として新しい世界線(悟が昏睡状態になった世界)の悟は、オリジナルの世界線における「身代わりにされたユウキさん」の機能を果たすのではないでしょうか。
    八代にとって「犯行」と「身代わり」はセットにしないと次の犯行には及べないので、今後自由に欲求を満たす人生を送る為の勝負としても八代にとっては大事な(刺激的な笑)局面であるのかなと想像しました。八代学は静かに暮らしたいんでしょうきっと笑

    話は逸れますが、先月の”先生”とピザ屋に来ていた謎の男がどうも気になるんですよね・・・。

    最後の方は考えがまとまっていませんし、全然少しじゃないですけど以上です。
    長々と失礼しました。

  6. い伊予柑 より:

    こんにちはー!はじめまして。
    今週、初めてこの漫画を知りまして、Kindleで一気に読みました。
    面白すぎですw

    個人的に一つ気になったのは
    雛月加代とアイリの関係です、「バカなの?」が共通なのは当初からですが
    アイリの年頃からして加代が亡くなって生まれたぐらいでしょうか?
    ただの口癖でなくて加代とアイリは同一人物に近い
    パラレルワールド的な設定?wな予感がして、今からワクワクしています。

  7. くおーん より:

    毎回このブログが楽しみです!

    単純な考えなんですが、悟をスパイスと呼ぶのは

    「殺したはずなのに生き残っていた」
    が共通点だからかな、とそんな深く考えてはいなかったのですが、ふくせんなのでしょうかね〜(・ω・)ノ

    もし先生もリバイバル的なことができてるのなら、
    リバイバル前の、加代ちゃん達は殺すことができたのに悟は生き残った
    とハムスターの複数の中から生き残った

    ここも似てるのかな?と…
    これはないと思いますがw
    リバイバルが混ざって混乱するので!

  8. あべ より:

    はじめまして!管理人様の、丁寧に細部まで細かく考察されてらっしゃる内容にシビレマシタ!
    本編を読んで自分なりに考察した後、こちらのサイトを読ませてもらい「おお!!」となる。一粒で三度おいしいです!

    他の方のコメントにもありましたが、スパイスというのは八代にとって「刺激のない毎日の中で出会った「刺激=スパイス」だから」なのかなと思いました。
    ハムスターも悟もどちらも「水に落とす」というのは何か暗示があるのでしょうかね…
    そしてどちらもすぐ殺さないのは、また自分の予想を越えるような刺激を与えてくれるのを期待して生かしておくってことですかね?

    それから八代の「ある衝動」が「女児殺害」であるというのが、本当にそれだけなのか…?と疑ってしまう自分がいます。
    なんというか、もっと根深い歪んだ感情がありそうな…。
    少女愛欲を満たしつつ、無関係の誰かを犯人にしたてあげることそのものが快楽だとか…疑いだすと八代すら真の真犯人ではないんじゃないかとかきりがないです(笑)でも考えるのってすごく楽しいですね~

    最終回ですが、リバイバルで佐知子と愛梨どちらかしか救えない的な状況→代償として特別な力(リバイバル)と引き換えにどちらも救いだす→同時に記憶もなくなり、平和な月日が流れ、晴れて漫画家になった悟が取材に行った先で同じく夢をかなえた写真家の愛梨と運命的な出会いを…という王道展開を予想しています

  9. 匿名 より:

    モノローグは、佐知子から八代に切り替わった、と言うよりは両者のモノローグが途中で重なりあったという印象ですね
    切り替わりだとどうしても前後で不自然な流れになってしまうと思うので

    またスパイスの共通点は「殺そうとしたのに生き残った」ではなく「予想だにしない結果を示した」ことなのではないかと
    心理戦に強く頭の良い八代にとって、彼の想像を超えるような存在はなかなかいないでしょうし

  10. ミユレボ より:

    初めましてミユレボと言います。
    まずここにたどり着いた経緯を・・

    モーニング娘。’15の飯窪さんが最近よくイベントや紙面でこの漫画の話をしていることが多く
    映画化が決まったと言う話を聞きまず一読して見るかなと
    気が付いたら一気に6巻まで読んでました(笑)
    ちなみに飯窪さんは雑誌の漫画コラムを持っているほど漫画好きで今回も当たりでした。
    で次の展開を・・と調べているうちここにたどり着きました。

    今回は内容云々のことでは無く映画化されたという話です。
    メインの配役見ましたがなんかイメージ違いませんかね?
    有名どころ集めましたみたいな感じ
    20世紀少年みたくそこまで似た人を選ぶ必要もありませんが
    やっぱ違うんですよねぇ。

  11. acos より:

    今日は。深い考察、いつも楽しみに拝見しています。
    また、どんどん新しい展開になって、作者のセンスと才能をまざまざと見せつけられた気がしました。
    私も、八代のモノローグは母の後ろ姿から始まっていると思いました。
    悟の病床のコマが、外からの視点であるばかりではなく、階段の手すりが書かれている
    ので、目の前のアパートに部屋を借りているのだなと思いました。
    そして悟が目覚めた時の描写は新聞の記事でした。母なら直接見ているので新聞で知るのは不自然ですよね。
    そして、唯一刺激を与えてくれる悟を殺すつもりはないと思います。彼は悟と知恵比べをして、勝って、初めて彼を殺したいのだと思います。
    八代の異常さ加減、強烈ですが、本当に面白くなってきました。
    また次回もこちらにお邪魔するのが楽しみです。

  12. 陽菜 より:

    ちょっと気になったのですが、『自分と悟の「未来」を感じる瞬間が欲しい』との考察。

    八代のモノローグならば、『自分と悟の〝未来〟を感じる瞬間が〝欲しい〟』=『未来が欲しい』と読めます。

    何を指してるのかと言えば、雛月の子供『未来』…なんて考えすぎですかね?

    駄文失礼致しました。

  13. kam より:

    修学旅行でふと思ったのですが、100万ドルの夜景のシーン、
    悟の回想にも八代の回想にも出てくるシーンですが、
    真ん中の4人は普通にケンヤたちだと思うのですが
    八代の回想でケンヤの隣にいるのはヒロミなんですかね。

  14. you より:

    複線とか何でもないただの描写で終わってることだと思うけれど、一巻のおかんが
    社長に結婚しろと言われたけど嘘だべ
    ってコマの、顔に痣が出来てるのが未だに気になる

  15. 匿名 より:

    悟をスパイスと読んだことに関しては、悟が八代にとって生を実感できるスパイスだからではないでしょうか?つまり、マウスのスパイスがそう呼ばれるようになった過程自体と、悟を重ねてる訳ではないかと。
    また、彼はマウスのスパイスを買って観察しています。つまり観察対象、モルモット的な意味合いもあるように感じます。

  16. 匿名 より:

    八代が悟をスパイスと呼ぶ理由ですが、
    シビれたからというのが八代の中での大きな理由であったと思いますが、そのシビれた理由はやはり八代が殺そうとした人(ハムスター)の中で、殺すことができなかったから。で間違いないと思います。

    八代は「善行も悪行も本質は同じ 人が自らの欠陥を補うための行いに過ぎない」と言っており、結果に至るまでの過程はどうでもいいと考えています。

    ということなら、悟は周りの助けで生き延びる(周囲の善行)という事とハムスターは他のハムスターを踏み台にして生き残る(悪行)という二つの生き延びた結果は、全く変わりのないものであると感じているのではないでしょうか。

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